【もしドラ流】子どもをマネジメントする教育術!親に唯一必要なのものは?

こんにちは、shufukaneko(@shufukaneko)です。

みなさんは「もしドラ」を読んだことがありますか?経営学における「マネジメント」を学んだ野球部の女子マネージャーの話で、とってもためになる小説です。

ビジネス書としての側面が強い本ではあるのですが、実は教育にもいかせる点がとっても多いんです。しかも教育の本質にも迫るような深く、子どもの育て方に関わる普遍的な内容といえます。

ということで、本記事では「もしドラ」をいかした子どもマネジメントする教育術について紹介します。

本記事の内容
  • 【前提】「もしドラ」とは
  • 子どもをマネジメントするとは
  • 子どもにおける成果とは
  • 子どもをマネジメントするのに必要なもの

この記事を書いている僕は、小学校の先生として10年間働いてきて、計1,000人以上の子どもを教えてきています。自身にも娘が二人おり、毎日悩みながら子育てに奮闘しています。

この記事のおすすめの人
  • 子育て中のすべてのパパさんママさん
  • 子どもの教育に悩んでいる人
  • これから子どもが生まれる予定の人
  • 普段子どもと積極的に関われていない人

こんな人はぜひチェックしてみてください。

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【前提】「もしドラ」とは

通称「もしドラ」とは2009年に出版された岩崎夏海さんによる「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (以後:もしドラ) 」という名の小説です。ここでいう「マネジメント」とは「【エッセンシャル版】マネジメント〜基本と原則〜」(以後:「マネジメント」) のことを示します。

あらすじ

主人公である川島みなみがふとしたことをきっかけに野球部のマネージャーに。

マネージャーのことをまったく知らないみなみは書店を訪れ、マネジメントの本を探す。店員に勧められるままドラッカーの著書「【エッセンシャル版】マネジメント〜基本と原則〜」を購入するも、経営に関するマネジメントについて書かれており、後悔する。しかし2,100円も出して買ったのだからと気を取り直して読み進め、マネジメントについて学んでいく。

野球部が一つの企業だとする観点から、学んだ知識をいかしてマネジメントを行い、弱小野球部を甲子園に連れていく。

映画やアニメにもなった作品ですので、知っている人も多いでしょう。

shufukaneko
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ちなみに本書にも出てくるドラッカーの「マネジメント」も見たことがありますが、なんだか難しくって最初の10ページくらいで断念しました・・・。

野球チームを一つの組織として捉えながら、経営のマネジメントの視点から率いていく姿は、読んでいてもとっても勉強になる内容です。スポーツ青春ものとしての要素も強いため、とっても読みやすくておすすめですよ。まだ読んだことがない人はぜひ。

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子どもをマネジメントするとは

子どもをマネジメントするとは何を意味しているのでしょうか。これを考えるにはまずマネジメントとは何をすることなのかを知る必要があります。ドラッカーの「マネジメント」の中では下記の様な意味で示されていますね。

マネジメントとは

組織に成果を上げさせるための道具や機能、機関

つまり子どもをマネジメントするとは、子どもに成果を上げさせるための道具や機能を準備することといえます。

道具や機能に場合によって様々ですが、次のようなものが考えられます。

子どもに成果を上げさせるための道具や機能
  • 机・椅子・筆記用具などの学習用具
  • 子供の興味・関心に沿った習い事
  • 家族とのコミュニケーションが図れる場
  • 栄養バランスのとれた健康的な食事
  • 早寝早起きの習慣

マネジメントするうえでの子どもの成果とは

では成果とはいったい何なのか。企業における成果とは「顧客を満足させること」。

家族をひとつの企業と捉えたときの顧客を、「子どもに関わるすべての人達」「学校や習い事で出会う仲間や先生」とすると、子どもにおける成果は次のように考えられます。

子どもにおける成果とは
  • 精神的・肉体的・技能的に成長できること
  • 仕事や学習に対する意欲や活力がみなぎること
  • 笑顔で楽しく生活できること

つまり「子どもが未来に向かって成長できて、なおかつ仕事や勉強にやる気まんまんで、さらに楽しく充実した毎日を過ごせる」ようにすることこそ、子どもをマネジメントすることだと言えますね。

shufukaneko
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結局、世の中のパパママが心がけていることそのものですね。

子どもが成果を出すには「やりがい」が必要

「もしドラ」の中では、ドラッカーの「マネジメント」にかかれている次の文が紹介されています。

働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習、が不可欠である。

これを子どもに置き換えると、成果を出すには「やりがい」が必要なことになります。「やりがい」さえあれば、強引にやらせなくても自分から意欲的に取り組むようになるでしょう。

そして子どもが「やりがい」を見つけるために必要となるのが、以下の3つです。

子どもが「やりがい」を見つけるために必要なもの
  • ①生産的な活動
  • ②フィードバック
  • ③継続学習

「やりがい」を見つけるために必要なこと①生産的な活動

「やりがい」を見つけるためには「①生産的な活動」が必要になります。つまりやっている活動が成果につながっているという自覚をもたせる必要があるのです。

マネジメントするパパさんやママさんはぜひ子どもが「生産的な活動」ができるように心がけましょう。

生産的な活動の例
  • 将来の自己実現に向けた勉強
  • 来月のピアノの発表会に向けてのレッスン
  • 来客前の掃除の手伝い

特に子どもの場合は、がんばっている内容が自分の成長につながっていると感じることが大切ですね。

shufukaneko
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大人でも子どもでも、自分のやっていることに意味がないと感じれば、やりたくなくなるものです。

勉強や活動をやらせるときにやってはいけないのは「とにかくやれ!」というやつです。成果につながる意味が分からないままでは、生産的とは感じずにやる気も出ません。もし強引な言い方ややり方では、家族といえども信頼関係にヒビが入る可能性もあります

今やろうとしていることがどれだけ大事なことで、家族や自分にとって意味があることなのかをきちんと説明してから勉強や習い事をやらせるようにしましょう。

わが家でも親から子どもに手伝いを頼みたい時は、必ずその大切さや意味をしっかりと伝えるようにしています。

shufukaneko
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ささいなことでも、しっかりと伝えるのが大切です。

例えば、「ポストの手紙を取りに行く」という手伝いを頼むときでも次のように伝えます。

ポストに手紙が入っていないか見てきてほしいんだけど、お願いできるかな?
もしかしたら大事な手紙が入っているかもしれない。パパは今キッチンでご飯を作っていて手が離せないから、パパの代わりに見てきてくれるとすごい助かる。

そうすると、よほどのことがない限りはしっかりと手伝ってくれるし、子どもの方も頼りにされていると感じて嬉しくなります。少し面倒に感じるかもしれませんが、こういった一言が「やりがい」につながります。

間違っても「とにかくやって!」というのは避けましょう

「やりがい」を見つけるために必要なこと②フィードバック

「やりがい」を見つけるために必要なことの2つ目は「②フィードバック」です。子どもをマネジメントするパパさんやママさんは、子どもが行った勉強や活動に対してフィードバックを行いましょう。

フィードバックを行うポイントは、「ポジティブな内容」でフィードバックするという点です。端的に言うとほめてあげましょう

shufukaneko
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子どもがやることって、ついつい注意やアドバイスをしがちです・・・

理由はかんたんです。失敗も長期的な視点で見ると成果につながっているからです。マネジメントは、短期的な成果と同様に長期的な成果にも着目する必要があります。失敗するためにがんばる人はいません。可能な限り、成果につながっているポイントを見つけてほめてあげましょう

例えば、子どもが自分で卵を割ろうとして失敗することありますよね。そんな時は次のように声をかけます。

自分でやろうとしたんだね、えらいよ。
よくがんばったね、もうちょっとできちんと割れたね。
手元を見ながら慎重にやれたね。また頑張ってやろうね。

長い目で見ると、自分でやろうとしていることも卵の扱いに挑戦したこともすべて成長の過程と捉えられます。一時的な感情で起こってしまうのではなく、ぜひ長期的な視点でほめてあげましょう。

もしどうしてもネガティブな内容を伝えるときは、必要以上にマイナスな感情を発生させないように注意する必要があります。理由を明確にして言葉に注意しながら伝えるようにしましょう

やりがいを見つけるために必要なこと③継続学習

「やりがい」を見つけるために必要なことの2つ目は「③継続学習」です。

社会や世界は常に変わり続けるし、物事にゴールはありません。そんな世の中に対応していくためには常に学習を続けていく必要があります。

学習は必要なプロセスの1つだと捉えて、常に情報収集しながら学習を続けられるようにしましょう。

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子どもをマネジメントするのに必要なものは「真摯さ」

本書の中では、主人公みなみがドラッカーの「マネジメント」を読んで、号泣するほど衝撃を受けた一文があります。それが次の文です。

マネジメントに必要な唯一の資質は「真摯さ

なんとなく良い意味なのは分かりますが、正確な意味はつかみにくい日本語です。goo国語辞書で「真摯」を検索してみると次のような意味が示されます。

しん‐し【真摯】 の解説

[名・形動]まじめで熱心なこと。また、そのさま。「真摯な態度」「真摯に取り組む」
[派生]しんしさ[名]

引用:goo国語辞書 (https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%9C%9F%E6%91%AF/)


ドラッカーの「マネジメント」の中では、「真摯さ」についてひも解くヒントとして真摯さに欠ける行動を5つ示しています。

  • 1.強みよりも弱みに目を向ける者
  • 2.何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者
  • 3.真摯さよりも、頭のよさを重視する者
  • 4.部下に脅威を感じる者
  • 5.自らの仕事に高い基準を設定しない者

これらの例はそのまま子どもにも当てはめられるでしょう。マネジメントするのがパパさんだとすると、「真摯さ」が欠けるパパさんとは次のように考えられます。

  • 1.子どもの良いところよりも悪いところに目を向けるパパ
  • 2.何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つパパ
  • 3.まじめで熱心なことよりも、頭のよさを重視するパパ
  • 4.子どもに脅威を感じるパパ
  • 5.自らの仕事に高い基準を設定しないパパ

こんなパパさんいやですよね。子どもをマネジメントしてほしくないとさえ思ってしまいます。こう見ると、「真摯さ」は子どもをマネジメントするのに必要だといえるでしょう。具体的な「真摯さ」とは、次のような姿といえます。

父として家族をマネジメントするのに必要な「真摯さ」
  • 子どもの悪い点を見つけてダメ出しするよりも、良い点を見つけてほめる
  • 誰が正しいにこだわるよりも、何が正しいかに興味を持つ
  • 頭の良さよりも、まじめで熱心に取り組むことにこだわる
  • 子どものことを恐れない
  • 自分の仕事に対して、常に高い目標を設定する
shufukaneko
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たしかに自分の父親がこんな「真摯さ」を持っていたら素敵ですよね。このお父さんは良い上司になれそう。

「もしドラ」の主人公みなみも、ときにぶつかりながらも「真摯さ」をもって野球部員達と向き合うことで、信頼と結果を掴んでいきます。家族をマネジメントするうえでも、ぜひこの「真摯さ」を心に刻んでおきましょう。

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「もしドラ流」で子どもをマネジメントしてあげよう

本記事では「もしドラ」をいかした教育方法について考えてきました。

「もしドラ」で書かれている内容は少し難しい内容もありますが、普遍的なものです。さらに企業だけでなく、家族という単位でみても通じるところは非常に多いといえます。

そのため、この記事の内容を読んで当たり前のことだと感じられる方も多いでしょう。しかしそれは普段から子どもの成長を望み、力を尽くしている証拠です

少しでも「マネジメント」の考え方を取り入れていくことで、子どもの育て方に対する幅が広がるでしょう。もしご自身の教育がうまくいっていないと感じる方は、子どもがいきいきと成長できることを願いながら役立ててもらえたらと思います。

まだ「もしドラ」を読んだことがない人は、ぜひ読んでみてください!強くおすすめします。

コミックス版もあります。小説はちょっと、と思う方はこちらをどうぞ。

本家のドラッカーの著書はこちらです。興味のある方は読んでみてください。

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